2018年9月25日火曜日

第4回パリ短歌イベント パリ短歌賞ほか各賞の受賞者発表



 第4回パリ短歌イベントのための短歌賞へのご応募ありがとうございました。合計60首が集まりました。フランス各地の応募に加え、日本、アメリカからの応募もありました。
 
9月23日、パリ短歌イベントの際に、参加者が投票を行い、下記の短歌に各賞を授与することが決定しました。参加者のみなさん、どうもありがとうございました。
 
受賞者のみなさん、おめでとううございました。
 


   ◇◇◇
 

パリ短歌クラブ賞

青かびのチーズのあとの口づけの痛かりき青ひげのそりあと          伊藤惠子
 


   ◇◇◇
 

在フランス日本国大使館賞

住み慣れし者をも打てりパリの美はセーヌにかかる橋渡るとき        中島さおり      

 

在仏日本人会賞

閉め切った雨戸の中にひっそりと深海魚のよう真夏日のパリ          藤岡典子         

 

パリ日本文化会館賞

さかさまにマリアンヌ像は揺れてをり水の鏡となれる広場に          松本実穂          

 

パリ国際大学都市日本館賞

裏町の小暗き部屋に身を隠すこのかくれんぼ  もういいよパリ        末安美保子

 

   ◇◇◇

 

末安美保子特選賞、浦田良一特選賞、花谷圭人特選賞

青かびのチーズのあとの口づけの痛かりき青ひげのそりあと          伊藤惠子

 

河村映子特選賞、高橋史子特選賞

住み慣れし者をも打てりパリの美はセーヌにかかる橋渡るとき        中島さおり      

 

吉田田鶴子特選賞、小島麻智子特選賞、横森ちづ子特選賞

閉め切った雨戸の中にひっそりと深海魚のよう真夏日のパリ          藤岡典子         

 

美帆シボ特選賞、渡辺一敏特選賞

さかさまにマリアンヌ像は揺れてをり水の鏡となれる広場に          松本実穂          

 

橋本勝義特選賞

裏町の小暗き部屋に身を隠すこのかくれんぼ  もういいよパリ        末安美保子

 

中島さおり特選賞

かりそめのパリの砂浜(パリ・プラージュ)に陽は落ちて淡くステップ踏む老夫婦          山口文子

 

守中章子特選賞

残業の窓からAllez!のかたまりへ投げたい我のアディショナルタイム  大谷悠紀子   

 

浜中万喜子特選賞

マロニエの縮れ葉を踏むこの朝に思えど遠し弾け散る碧              櫻井三紀

 

鈴木康子特選賞

パリ郊外秋の日差しに揺れている朝顔の葉よハートのさざなみ       真島敦子

 

齊藤あや子特選賞

銃下げし兵士鋭きまなざしに老女のかけるボンジュールかな     安達朋子

 

山口文子特選賞

妹のフェイスブックをたどる旅フランスに遠く生きて来たれば        西岡徳江(米国)

 

松本実穂特選賞             

八月も終はりとなれば今年またパリを想へる歌を詠みたり            堀切克洋

 

鈴木晴香特選賞

ペディキュアの十の小窓のあかあかと帰るひと待つ異国(とつくに)の夕         今泉摩美(神奈川)                  

 

鈴木フラマン裕子特選賞

オペラ座のエトワル目指す少女らは翼の形の骨を背に持つ            阿部小百合

  

岡部訓子特選賞

バゲットパン持ち犬と一緒の帰り道毛並みに照り映ゆる夕陽も歩く    浜中万喜子             

 

藤岡典子特選賞

いくつものアパルトマンの窓灯りそのひとつへと帰り行きたり        千倉由穂

 

森山佳久子賞

口ひげのあいつとふたり銀巴里へブラッサンスを口ずさみつつ        笛地静恵(神奈川)

    

堀切克洋特選賞   

トイレへと立ちゆくひとのワイシャツに切り取られたるシネマのくちびる 佐久間得幸(愛知)

 

梅原ひろみ特選賞

ふらんすのごとくに遠き君なれば別れに贈る朔太郎詩集              伊井かずひろ(神奈川)

 

服部崇特選賞

珈琲の薫りと煙につつまれてあさの木洩れ日テラスにそそぐ          徳田昭雄

 


レリトー真美架特選賞

ゲルニカの描かれしパリのアトリエを翔たつコロンブ虹たつ空へ      宮里万里 
 


宮里万里特選賞     
 
編み物を習ふ少女の横顔にフランスの野の光は差せり                梅原ひろみ(京都)


 

選外佳作

モディリアーニ描きし女の撫で肩にエッフェル塔のカーブが潜む   中山春美(東京)

葬送の船を囲みて小舟行くオンフルールの沖に眠れと              吉岡恵子

息を詰め決戦を待つ街角でタクシーの(むれ)主なくして             鈴木フラマン裕子

春の日に歩くギャラリー・ヴィヴィエンヌ骨董品の猫と目が合う   鈴木陽美(東京)

河かわきパリうら返る日藍青のそらにま白き時祷書の城              花谷圭人

 

2018年9月1日土曜日

パリ短歌イベントの短歌の応募の締め切り時間について

お世話になっております。

パリ短歌イベントの短歌の応募のサイト http://kokucheese.com/event/index/519953/ の締め切り時間の設定が日本時間の831日(金)2359分となっており、フランス時間に設定できずにご不便をおかけしております。万が一この時間に遅れてしまって入力ができなかったという方がいらっしゃる場合には、恐縮ですが、担当( paristankaclub@gmail.com  )までご連絡ください。9月7日(金)までにご連絡をいただけた場合に限り詠草集に加えさせていただくことといたしたく存じます。

なにとぞご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。


2018年5月7日月曜日

第四回パリ短歌イベント「パリの歌会に参加しませんか?」


 短歌とは、万葉集の「和歌」の時代から現代にまで続く日本の伝統的な詩のかたち。五・七・五・七・七という三十一音による定型詩。

 パリ短歌クラブでは、来る9月23日にどなたも参加自由の短歌イベントを行います。これにあわせて、フランス・パリに関する短歌を募集いたします。当日は、応募いただいた短歌について、参加者を交えた意見交換を行うとともに、これらの短歌の中から選んだ短歌に対して「第四回パリ短歌クラブ賞」その他の賞を授与いたします。また、山口文子氏に日常のなかの短歌として、昔から今に至る「食」の短歌をご紹介いただく時間も予定しております。

 

日時: 2018年9月23日(日)14時開会(13時30分受付開始) 

場所:  パリ国際大学都市日本館 大サロン

    MAISON DU JAPON Cité Internationale Universitaire de Paris 

    7c, Boulevard Jourdan, 75014, Paris, FRANCE

 

入場料無料

 

プログラム(使用言語:日本語):

14:00 オープニング フルート演奏 鈴木康子、ピアノ伴奏 本多まき

14:10 開会の挨拶

14:30 講演会「日常のなかの短歌-食の歌-」(山口文子)

15:20 歌会、選評

17:00 表彰式

17:30 懇親会(イベント終了後、会場にて懇親会(無料)を予定しています。)

 

[参加者募集]

  短歌イベントの参加のお申込みについては、http://kokucheese.com/event/index/519950/ にて。直前まで受け付けています。

[短歌募集] 

  題詠「フランス・パリ」。フランス・パリに関する短歌を一般の方々から広く募集いたします。当日、「第四回パリ短歌クラブ賞」他の受賞者を決定するとともに、後日、結果をパリ短歌クラブのブログ等にて発表いたします。

提出先http://kokucheese.com/event/index/519953/ 無料です。

締め切り: 8月31日(金) 

一人一首に限る。フランス、パリという言葉が含まれている必要はありません。

名前、連絡先(住所、メールアドレス)、短歌一首を記載のこと。

[問い合わせ先] 

 お問い合わせは、パリ短歌クラブ(paristankaclub@gmail.com)までメールにてご連絡ください。

 
主催:パリ短歌クラブ http://paristankaclub.blogspot.fr/ 
後援:在フランス日本国大使館、在仏日本人会、パリ日本文化会館、パリ国際大学都市日本館 

2018年3月5日月曜日

『パリ短歌2017』PDF版の公開について

 
 パリ短歌クラブでは、昨年7月、歌誌『パリ短歌2017』を発行いたしました。

 このたび、より多くの方々にお読みいただけるよう、PDF版をウェブ上で公開することといたしました。下記よりご自由にご覧ください。

https://drive.google.com/file/d/1EWkOLpbRyfqDD0ojVxJJDpw3IxX9RiTB/view?usp=sharing
 

パリ短歌クラブのFacebookページを開設しました

https://m.facebook.com/paristankaclub/

2017年11月7日火曜日

服部崇歌集『ドードー鳥の骨 − 巴里歌篇』批評会

「海外における短歌は、これまでに大きく三つの段階を経験してきたと思います。現代は、第三期がはじまって間もなくとみていいのではないか。」(佐佐木幸綱、『パリ短歌2015』より引用)。服部崇歌集『ドードー鳥の骨巴里歌篇』(2017)の批評を通じ、短歌の海外詠の可能性を探る。

日時:2018年2月3日(土)13時30分~16時30分(受付開始13時) 

場所:日仏会館 ホール(東京都渋谷区恵比寿3-9-25)



《プログラム》

13時30分  開会  

【司会】 加古陽(心の花)、山口文子(パリ短歌クラブ) 

【挨拶】 坂井セシル(日仏会館フランス事務所・日本研究センター所長)

13時40分  パネルディスカッション

【パネリスト】 谷岡亜紀(心の花)

小塩卓哉(音)

小島ゆかり(コスモス)

三井修(塔)

15時   休憩

15時15分   自由発言

            会場のみなさま

16時25分   著者挨拶   服部崇

16時30分   閉会
 

 17時〜19時   懇親会

     会場: レスパスCafé Brasserié L'ESPACE(日仏会館内)



 

参加費: 批評会  1,500円  懇親会  4,000円


定員60名 参加ご希望の方は、paristankaclub@gmail.comまでご連絡ください。
 
 
主催:心の花東京歌会有志、パリ短歌クラブ  共催:ながらみ書房


2017年10月12日木曜日

宗近真一郎著『リップヴァンウィンクルの詩学』

宗近真一郎著『リップヴァンウィンクルの詩学』(響文社、2017)が出版されました。『パリ短歌』に掲載された詩論も含まれています。ぜひ書店でお手にとってみてください。